2013年8月7日水曜日

平和記念式典参列プログラム

日時:平成25年8月6日(火)6時〜
場所:平和記念公園

広島県連盟スカウトが例年行っております、広島平和記念式典奉仕に16NJの場外プログラム「平和記念式典参列・奉仕」にきらら浜から93名の外国人スカウトと日本人スカウトが参加しました。
前日は広島市青少年野外活動センターに宿泊し スカウトの輪の中心にろうそくで「和」「WA」を作成しました。
朝5時起床、5時半出発し 平和記念公園に到着後は広島県連盟のスカウトと一緒に
献花用の花と式典パンフレットを参拝される皆様に配る奉仕をしました。
初めは受け取ってもらえず 戸惑っていた外国人スカウトも「どうぞ」の一言を覚え声をかけながら配って受け取ってくださった方に「ありがとう」と言いとてもうれしそうにしていました。
奉仕後は平和記念式典に参列、その後3日のピースプログラムの折鶴体験で作成した鶴をガールスカウトさんが献呈用にきれいにしてくださり、原爆の子の像に献呈しました。

献呈式後は広島サンプラザに移動し交流会を行いました。
交流会では昼食と神楽を観覧しました。

残り少ないジャンボリーを皆さん最後まで楽しんでいただき、広島で見聞きしたことをキャンプサイトに戻りそれぞれの国や県の方に伝えてほしい。そして23WSJの時に皆さんにはISTとして広島ピースプログラムに参加してほしいと酒井理事長が最後におっしゃっておりました。

〜8月5日 広島市青少年野外活動センター〜

野外活動センターにて
ろうそくで「和」「WA」を作成!

スカウトの輪の中心に
「和」「WA」

〜8月6日 平和記念式典参列プログラム〜
































3日に作成していただいた献呈式用の千羽鶴
ガールスカウトさんありがとうございました。

献呈前に原爆の子の像横の広場でスカウトの輪を作り黙祷。
 〜交流会 広島サンプラザ〜
沖副連盟長よりお礼の言葉
「日本ジャンボリー・アジア太平洋ジャンボリーの広島ピースプログラムは8月6日の行事で無事終了しました。
スカウトや各界ボランティアの方々のご協力心から感謝します。
今回のプログラムの趣旨は、広島の平和への願いを国内外のスカウトに共有してもらうことでした。以下は最終日の交流会でのあいさつです。
ご覧いただき2年後の世界ジャンボリーに向けて皆様の一層のご協力をお願いいたします。」
沖副連盟長のあいさつ

皆様こんにちは。
私はボーイスカウト広島県連盟 副連盟長の沖 純次でございます。
本日は広島ピースログラムに各国、各県の代表としてご参加いただき心から感謝いたします。
今日8月6日は、広島にとっては、世界に向けて核兵器の廃絶と、世界平和を訴える特別の日です。68年前この町は原子爆弾によって壊滅し、多くの犠牲者が出ました。今朝行われた平和記念式典は、犠牲者を慰霊し世界の平和を願う、広島のこころを伝える式典です。
またそのあと「原爆の子の像」に折鶴を献呈していただきましたが、その折鶴は3日前に広島ピースプログラムに参加したスカウトの皆さんが折ったものです。折鶴は広島の青少年にとっては世界の平和を祈る象徴です。それは一人の被爆少女が病気の恢復を願って、千羽の紙の鶴を折り続けたことが由来です。悲しくもその少女の願いは叶いませんでしたが、その心は学友達に受け継がれ、折鶴の運動は広島の青少年からさらに大きく拡がって行きました。その輪に皆さん方に加わっていただいたことはとても意義深いことだと思っています。
ところで今こうして話している私も被爆者の一人です。4歳の時、爆心地から2,5㎞の距離で被爆しました。今もその時の記憶はおぼろげながら残っています。広島のスカウトには多くの被爆者がいます。私たちは広島の心を皆さんにお伝えしたくて今回のピースプログラムを準備しました。当然のことながら戦争の惨禍は核兵器だけではありません。あらゆる戦争の被害をなくするために、このプログラムが少しでも役立ち、皆さん方と平和の精神が共有出来れば、我々の心は満たされます。
さらにもう一つ皆さんにお伝えしたいことがあります。広島は今では100万人を超える都市として復興しました。その復興の過程で世界から多くの支援が寄せられました。 被爆者の治療に尽力したスイスのマルセル・ジュノー博士Marcel Junod、アメリカのノーマン・カズンズ氏(Norman Cousuns、バーバラ・レイノルズ女史(Barbara Raynolds)などの温かい善意は、広島市民を大いに励まし勇気づけました。市民はこれらの恩を忘れることはありません。平和記念公園にはこの方々の顕彰碑が建てられ、今も記念祭が行われています。
また、平和記念公園や平和大通りの木々は世界の国々から贈られた若木が成長した姿です。広島の緑の輝きは世界の善意の輝きなのです。善意は人々をつなぐ絆となります。今回のジャンボリーのテーマ「 和(a Spirit of Unity) 」の精神であり、スカウトの理念と言ってもよいのではないでしょうか。
2年後の世界ジャンボリーでも、私たちは同じプログラムを準備して世界のスカウトを迎えたいと思っています。再び広島でスカウトが集うためにも、お帰りになったら是非とも、親しい人に広島の印象を話してくださるようお願いします。
さて、今から交流会が始まります。日本のことわざに「一期一会」という言葉があります。一つの出会いは一生にただ一度だと思って大切にしようと言う、茶道の心得です。この会場に集った皆さん方にとって、一層親しく楽しい会になるよう期待して、私の心からの感謝と歓迎のご挨拶といたします。 ありがとうございました。      
神楽の観覧
土蜘蛛」・「八岐大蛇」



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