2014年9月4日木曜日

広島土砂災害ボランティアに参加して

                     副連盟長 酒井 幸雄

8月30日(土)ローバース会議が計画した災害ボランティアに参加した。
 ローバースがこのたびの災害に、少しでも手助けしたいと呼びかけたもので、
彼らの活躍ぶりを拝見し、激励するとともに被害の実態を見ておきたいとの思い
で年齢を省みず参加した。
 午前8時に広島駅集合との案内により5分前に駅南口に到着。しかしながらス
カウトの姿はどこにも見当たらない。携帯電話で事務局に確認してもらったとこ
ろ、1時間集合を早めたとのこと。
 8時25分発JR「緑井」行きの電車に乗り「古市橋」で下車。
 徒歩で「安佐南福祉センター」に到着。
 既に数百人が手に手にスコップを持ち待機し、受付を待っている状態であった。
私の到着を県連Y副コミと安芸地区Tリーダーが待っていてくれた。少し遅れて
広島2団の隊長、ベンチャースカウトら4名が列に続く。若い人が圧倒的に多い
先に到着のローバースカウトは被害の最も大きかった「八木地区」に派遣されたよ
うだ。
 自主的に参加した人ばかりだけあって、ただひたすら辛抱強く受付の順番を待つ。
新聞社の女性記者がボランティア参加者に取材をしている。
 どこか見たことのある人だと思い声をかけてみる。なんと、昨年の16NJ広島
ピースプログラムの取材を受けたY記者ではないか。山口から取材応援で派遣され
たとのこと。Tリーダーが取材に応じる。
 到着順に12人の班をつくり、やっと受付開始。ここまで2時間くらい経過した
名前、住所などを記載し、名札を胸に貼り付ける。ボランティア保険の手続きも行
われる。それぞれの班ごとに班のリーダーを決める。腰痛持ちで体力に自信のない
私が名乗りをあげた。
 ボランティア受け入れ先とのマッチングが上手くなされていないせいか、お昼を
迎えた。
 スリランカ人7名の参加者と話をする。千葉県に住んでいてそこからの参加だそ
うだ。他にも外国人の参加者も多い。「何かお役にたちたい」との思いが伝わって
くる。待っている間、冷たい飲み物、塩アメがふんだんに配られる。
 派遣先が決まった。「緑井地区」での土砂除去の作業だ。マイクロバスに乗り現
地到着。簡単なミーテイングもそこそこ作業開始。みんな手綱が放たれた馬のよう
に一目散に土嚢に土砂を詰めていく。
 ここが排水溝?と思うほど土砂が埋まっている。久しぶりの晴天で大量の汗が吹
き出し、すぐに息があがる。適宜水分休憩を入れながら黙々と作業するが、何せ道
路幅がせまく土嚢がすぐに一杯になる。次は土嚢リレーで広い通りまで運び出す。
ここからは一輪車でパワーショベルの場所まで運ぶ。作業終了時刻までわずか2時間
の作業であったが道路の土砂は幾らも減っていない。もっと早くから作業にかかれて
いたらとの思いがする。腰の痛い私にとってはこのくらいで助かったが、八木地区に
赴いたローバースカウトはどうであっただろうか?
 迎えのマイクロバスでセンターに到着。センターのボランティア―のねぎらいの言葉
とともに、飲み物サービスやおしぼりのサービスが有難かった。

被災地はまだまだボランティアを必要としているが、マッチングがうまくいけば効率
よくはかどるのにとの思いを強くした。

 ローバースは翌日も奉仕に参加することにしている。そして更にベンチャースカウト
も奉仕を呼びかけている。少しでも復興のお手伝いに役立って欲しいと願う次第だ。



ローバース会議だけでなくベンチャー隊や指導者の方々も参加して下さっております。
安佐南区は警察・自衛隊・重機・一般ボランティアのかたが たくさん参加して下さっているようですが、安佐北区は重機もなく 人手不足のようです。
公共交通機関を使用しなくても駐車場が可部高校跡地になってますので とても便利で
す。
これからボランティアを計画されるかたは 安佐北区へもお願いいたします。


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